聞き書き 

こんばんは。こちらでの更新がおろそかになり申し訳ありません。書きたいことはたくさんあるのですが、もう一つのブログとこちらと、両方の更新はなかなか・・・と言うことで、もう一つのブログもよろしくお願いします。

 

http://ameblo.jp/nagasaki-single-kaigo/

 

 

さて、先日長崎で在宅医療に携わっておられるお医者さんとお話をさせていただく機会がありました。その中で「聞き書きボランティア」と言うものがあることを知りました。長崎では「よかケアネット」と言う団体が活動をなさっています。以下市民力ネットよりの転載です。

 

『(目的)医療・福祉職が住民と一緒になって、「人生の終末期」にある人とそれを支える人、支えた人にとって「一緒によか時間をすごすことができた。よか人生やった。」と思えるようなお手伝いを行う。』

 

具体的に何をするのかと言うと、がんなどで終末期にいる方のお話(主に自分史)を聞いて、それを文章にして残し、最終的には本にしてご本人やご家族にお渡しする、というものです。

 

人が一人亡くなるということは図書館が一つなくなるのと同じようなもの・・・と説明をされていました。本当にそうだなあと、感じるのです。

 

 

というのも、最近自分の父についてあまり知らないことに危機感を覚えています。一般的に男親と言うものは自分のことを話さないのかも知れませんが、うちの父はその典型で、父の生い立ちや青春時代、仕事、母と結婚してからどんな生活を送ってきたのかなど、私は知らないことばかりです。さらに、私は4歳で母を亡くしていますので、母のこともよく知りません。それを話してくれるのは父しか、もういないのに、このまま父がなくなれば私の喪失感は大きく、きっと後悔するだろうと感じています。父の頭がはっきりしているうちに色々と話を聞いておきたい!

 

そんなことを考えていた矢先、この聞き書きなるものを知りました。聞き書きは主にはがん患者さんなどを対象にされるようですが、認知症の方などにも良いそうです。

 

 

良いそうですって、あまりに乱暴な言い方ですね。すみません、まだ詳しい説明を聞いていないのでまた分かり次第自信をもって書きます。ただ、認知症であってもがんであっても、患者さん本人だけでなくその家族にも良い、と言うのは確かです。

 

親の歴史を知る。自分の歴史を次に伝える。大事なことだと私は思います。

 

ちなみに聞き書きは、自分の親だと互いにテレがあったりするので、他人の方がいいそうです。私も面と向かって父に話を聞くのは照れ臭いですね。やってみたい気もしますが。