『ダブルケア』


今日の地元紙に、『ダブルケア』のお話が載っていました。



ダブルケア・・・

 

 

介護と育児がタイミング的に重なり、家庭内が混乱するような状況をいうそうです。


 

女性の(男性も?)晩婚化、それに伴う高齢出産や少子化など、要因はいろいろ・・・

 



要は、これまでよりも女性が遅く出産することにより、それから始まる子育てもそこそこの年齢で始まり、そこそこの年齢まで続き、その状況と時を同じくして親も要介護状態になり、介護と育児が同時進行の状況に陥る・・・そして、年々の少子化故に夫婦のきょうだいも少ない場合などお互いに他に頼れるひともおらず・・・みたいな。



最近は男性の育児参加も昔と比べればだいぶ進んでいるのかも知れませんが、(子育てしてる)子どもの年齢が幼いほどやはり母親が対応せざるを得ない状況って少なからずあるでしょうし、30代後半とか40代のバリバリ働き盛りの男性が、仕事そっちのけで親の介護に走るっていうのも、・・・確かに、奥さんがいれば『ちょっと対応しといてくれない?』となってしまうのかも。

また、生計の立て方は家庭の数だけいろいろあるでしょうけども、子育て真っ最中~子どもはこれから進学だ!ってときに、たぶんに稼ぎ頭の夫(父親)が介護のために仕事辞めるなんて・・・悲しいかな現実的ではないんだろうな。で、女性(妻)にその担当が・・・。



我々のシングル介護然り・・・


結婚や家庭の在り方の変化とともに、介護問題も変わっていきますね。




ただ、ここで、だから早く結婚して、早く子どもを産んで、早く子育て終わらせなきゃ・・・とか、そんなこと言うのはナンセンス!ですよ。


女性の晩婚化や高齢出産にも、介護云々とは別に理由や歴史、社会的背景があるのです。

男性の育児参加や介護参加にしても。



いかなる家庭の在り方、夫婦(親子)の在り方、そして生き方を選んでも、介護者支援は平等に受けれるものであってほしいです。