「ケアフェス2015」参加報告!


当会メンバーさんから、先日、上智大学四谷キャンパスにて行われました「ケアフェス2015」の参加報告が届きました!


今年も充実したイベントだったみたいですね!

お忙しい中、ご報告頂いたメンバーさん、ありがとうございました。


また、何かお知らせしたい、発信したい情報がありましたら、みなさん是非お寄せくださいませ!

(*内容によっては、当会世話人会で検討させて頂く場合がありますので、その際はご了承ください。)



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今年も、上智大学でのケアフェスに参加してきました。

http://carefes.jimdo.com/

 いろいろと魅力的なブースやセミナーあったんですが、まずは午前中、「コーディネーターが提案する葬送セミナー」に出席。葬儀料金の仕組みや気を付けることだとか、家族葬や直葬など、葬儀をしないお別れもあり、また、生きているうちに決めておくべきことや自分の葬儀についても様々なかたちがあることを知りました。樹木葬や散骨などは知っていましたが、バルーン葬(バルーンに粉にした骨の袋をつけて飛ばし、それが上空で破裂して骨が撒かれるんだそう)とか、手元供養(骨を粉砕してプレートやペンダントにするらしい)なんてのもあるそうです。でも、いずれにしても、どんなに大切な人の骨でも他者には始末に困るので、自分が死ぬときに道連れにしてほしいと強調されておりました。

 ケアフェスの本道ですが、いろいろあるなかで、しゃべり場の「ケアラーが語る地域包括ケア」に参加。(実は別の教室で「ペコロスの母に会いに行く前とその後それに続く私たちの物語」として、岡野雄一さんの講演があっていたのですが、超満員でした。)
 しゃべり場ですが、8人ぐらいいたかな。結論から言うと、地域包括ケアについて、国が「在宅で死んでほしい」ということなんだということで全員の意見は一致しておりました。結局、いろいろ話を聞いたけれども、各自治体任せの見切り発車にすぎず、右往左往しているのが現実。正直、どう考えたらいいかすら分からない、というのが実感でした。

 それで、次の「介護するわたしの老いを誰が看る」という講座に出るつもりだったんですが、急きょ「改正介護保険・総合事業の理解を深め生活支援サービスの充実を図ろう」という題で市民福祉団体全国協議会が開催したシンポジウムの後半に出ました。これもまあ、国が「自助・共助」として放り投げてきた問題を、市民団体が四苦八苦してどうにか受け皿をつくっていこうという姿が見えた、というところでした。私自身もこの辺はあまり知識がなく、しかし職場(デイサービス)の目の前にいる要支援の利用者さんたちの不安な顔を思い出すと、どうしてこんなにずさんな方針のもとで、弱い立場の高齢者が翻弄されねばならないのかと、国へ更なる怒りがつのってきます。これは同時に、要支援の親を持つ介護者の苦悩がまた一層深まることに直結することで、シングル介護者として、今後地域で何をどうしていったらいいのか、また一福祉関係者としてどう関わっていけばいいのか、頭を抱えてしまったセミナーでした。



私ももう少し勉強せねばとだけは強く思った集会でありました。