ポストケアラーの集い(東京)参加報告

4月29日(土)17時から、アラジンさん主催のポストケアラーの集いに参加してきました。杉並区阿佐ヶ谷というところの近くにあるビル8階の、見晴らしのよい「くらしの処方箋」という会議室で、アルコールありで、ピザや手作りおにぎりなど盛りだくさんのパーティで、久しぶりにおしゃべりを楽しみました♪

当日はポストケアラー11名もの参加があり、さらにアラジンの牧野さんをはじめスタッフさんたちもいらして満員御礼といったところでした。

 

 話題はそれぞれの自己紹介と、介護してたときのことや生活状況、いま思うことから始まりました。特に、介護を終えると医療や福祉の関係者もさっといなくなり、集いにも出ることもなくなり、より孤立や不安が強まるという、ポストケアラーの状況が浮き彫りになりました。

 

 それで、今一番つらいことはと聞かれると、例えば母の日やら、年末でひとりぼっちのとき。

そして、何が必要と思うかときかれたとき、たとえば皆でシェアする住まいであったり、自分に何かあったときの後見団体とかあれば老後も安心でいられるし、また、皆で定期的に積み立てをして年末に一緒にパーティをするなど、互助会的なものもあるといいなといった、これからの話も出ました。

 

 参加者のなかには、介護がはじまったときにアラジンのHPをブックマークしてて、真っただ中ではなく、終わってからそのブックマークを見て、ポストケアラーの会のことを知り参加したという人が、なんと2人もいて、介護真っただ中は支援団体HPを見る余裕もないけど、終わってからこうやって集える場所があるというのは本当によかったというのはすごく共感できました。

 久しぶりの会合で「介護をしていた。それから」ということを共通項として新たに出会うことができた人たちと、「また再来月、この会で会いましょうね♪」と言いあえたのがとても嬉しかったです。

 

 ひるがえって「長崎シングル介護を考える会」も発足して、はや10年。当時現役ケアラーだった人たちのなかからも、ぽつりぽつりとポストケアラーが増えてきました。けれども変わらず当会では、現役やポストのみならず、さまざまなケアラーが、各自のいろんな悩みや思いを共有したり、おしゃべりを楽しんだりできる「居場所」として、変わらず気軽に顔を出し続けてもらえたらいいなと考えています。

 

byポストケアラーM(関東在住)